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創作(デジタル)サークルだし架空の鉄道をつくってみる(1)

51代えすふりです。本日は少し趣向を変えて、実際にはない架空の鉄道を机上で作りたいと思います。このサークルの活動とはほとんど関係ありませんが(ほとんどというか全く関係ない)、中にはこういうことをしている変な人もいる程度で読んでいただけると嬉しいです。たとえ語句の使い方が間違っているところがあっても全力でスルーしてください。これを通して鉄道ダイヤの組み方を少しでも知ってもらえたらと思います。新歓アドカレっぽくなってますが、まあ気にしないでください。

 

1、架空鉄道に必要なもの

線路

 まあそうですよね。これないと車両走れないですもんね。というわけで今回は高田馬場駅から早稲田大学55号館までを「理工線」と名付け、設置したいと思います。

 え?距離が短くないかって?そうですね。かなり短いですね。なので線路の大きさは実際の10分の1程度にしときましょう。架空なので…

 で、まあそれなりに本数を確保したいので上り下りがそれぞれ線路を持つ“複線”とします。(もしもっと本数を確保したければ上り下り2本ずつの複々線にする手もあります。逆にあまり本数がいらない路線なら線路が1本だけの単線にします。ただ単線だと普通に走らせると正面衝突してしまいます。なので、うまいことやる必要があるのですが。)

車両

 はい。まあそうですね。ないと困りますね。これも10分の1程度のスケールで。スケール違ったら線路走らせられないですからね。

 これもないと困りますね。駅作りましょう。線路の大きさを10分の1程度としたので、現実の1kmは100mに相当します。つまり100mおきに駅を設置すれば、実際の縮尺では1kmおきに駅が設置されてることになるはずです。

と、いうことで独断と偏見で駅を設置してみました。距離はGoogle Mapを参考に。

地図内○があるところに駅を設置します。

f:id:sufurin:20170315180626p:plain

f:id:sufurin:20170315180611p:plain

 

駅名

駅間距離

起点から

実際の縮尺

実際の縮尺

高田馬場ロータリー前

0m

0m

0km

0km

BIGBOX前

120m

120m

1.2km

1.2km

戸山口改札前

120m

240m

1.2km

2.4km

志賀直哉旧宅跡前

180m

420m

1.8km

4.2km

高田馬場センタービル前

160m

580m

1.6km

5.8km

大久保三角公園

120m

700m

1.2km

7.0km

ガーデンタワー前

140m

840m

1.4km

8.4km

スポーツセンター前

120m

960m

1.2km

9.6km

理工キャンパス西

100m

1060m

1.0km

10.6km

10

63号館入口

100m

1160m

1.0km

11.6km

11

理工キャンパス正門

140m

1300m

1.4km

13.0km

12

55号館入口

160m

1460m

1.6km

14.6km

種別

 種別というのはいわゆる「各駅停車」、「快速」、「急行」、「特急」とかいうやつです。快速と急行はどっちが速いんだとかいう質問がよくありますが、鉄道各社次第で厳密には決まっていません。

 まあ今回はとりあえず4つの種別をつくりましょう。

 ・各駅停車…すべての駅に止まります。

 ・急行…朝は走りません。このサークルの人たちがよく使う駅だけ止まります。

 ・通学急行…朝に走ります。完全に理工キャン民のための種別です(BB通過します)。

 ・特急…朝夕以外に走ります。ほとんどの駅を通過します。(BB通過します)。

 

 まとめるとこんな感じ ●は停車、|は通過とします。

 

 

各駅停車

急行

通学急行

特急

高田馬場ロータリー前

BIGBOX前

戸山口改札前

志賀直哉旧宅跡前

高田馬場センタービル前

大久保三角公園

ガーデンタワー前

スポーツセンター前

理工キャンパス西

10

63号館入口

11

理工キャンパス正門

12

55号館入口

 

2、ダイヤグラムを作る前に

各駅の情報を追加しておきましょう。追加する内容は“何面何線”かということです。

“面”はホームの数、“線”は線路の数を表します。例えば、西早稲田駅は1面2線、早稲田駅は2面2線です。

なぜこの情報を追加する必要があるのか。それは、その駅で退避が可能かどうかを知る必要があるからです。退避とはより速達の種別に線路をゆずることです。退避しないと、いつまでも前の遅い種別を追い抜くことができず、速い種別は全く速くなくなってしまいます。

理工線は複線なので、基本的には駅に2線あればよいことになります。ホームの数は1つか2つあれば十分です。ここではわかりやすいように全駅のホーム数は1つにしておきましょう。

 

次が重要です。退避可能駅を決めます。まあつまり追い越しできる駅ですね。ここから先は利用客の目線で考えなければなりません。自由に決められる架空鉄道だからこそ、これが難しいのです。もちろん全駅を退避可能駅にするという手もあります。しかしどうでしょう。そんな路線、現実にはありません(ダイヤを過密にするためにそういう手を取る“例外”もあったりなかったり…まあここではないことにしましょう)。

で、利用客の目線で考えると…

ケース1:高田馬場ロータリー前駅から理工キャンパス正門に行きたい場合

急行に乗るか、特急で理工キャンパス西駅まで行き、そこで(通学)急行or各駅停車に乗り換えるのが最善でしょう。

ケース2:高田馬場ロータリー前駅からスポーツセンター前駅に行きたい場合

各駅停車を使うしかないので、できるだけ早く着いてほしいですね。(先の駅まで行って戻ってくるのはダメなものとします。)

もちろん退避するということは停車時間が増えてしまいます。なので、退避可能駅は理工キャンパス西駅としましょう。で、理工キャンパス西駅で接続(緩急それぞれの種別に相互に乗り換えられること)を行いたいと思います。なので、ホームは上り下り1つずつ、線路は4本の2面4線を採用します。

まとめると…

 

 

 何面何線?

 備考

高田馬場ロータリー前

1面2線

 

BIGBOX前

1面2線

 

戸山口改札前

1面2線

 

志賀直哉旧宅跡前

1面2線

 

高田馬場センタービル前

1面2線

 

大久保三角公園

1面2線

 

ガーデンタワー前

1面2線

 

スポーツセンター前

1面2線

 

理工キャンパス西

2面4線

退避(接続可能)駅

10

63号館入口

1面2線

 

11

理工キャンパス正門

1面2線

 

12

55号館入口

1面2線

 

 

3、ダイヤグラムの作成

さて、本題です。ダイヤグラム(1日全ての全駅時刻表みたいなもの)を作っていきます。

まず、駅間所要時間を決めましょう。わかりやすいように各駅停車の駅間所要時間は全駅3分とします。本来は停車時間も考慮しますが、今回は簡略化するため停車時間は考慮しません。

 

 

各駅停車

急行

通学急行

特急

高田馬場ロータリー前

● 

BIGBOX前

● 

 

 

15分

 

 

 

 

15分

 

戸山口改札前

● 

 

所要時間

12分

 

志賀直哉旧宅跡前

●     

高田馬場センタービル前

大久保三角公園

ガーデンタワー前

スポーツセンター前

理工キャンパス西

10

63号館入口

↑ 所要時間

↓ 5分

11

理工キャンパス正門

12

55号館入口

 とまあこんな感じで。

 

 次に営業時間を決めましょう。まあ朝早くから理工キャンパスに行く人はいないでしょう。初電(始発)は6時。夜は…あんまり遅くまで営業してると終電を理由に帰れなくなってしまうので、終電は24時。

 

 じゃあやっとですが、

6:00~7:00 各駅停車のみ20分に1本 1時間あたり3本

7:00~9:00 各駅停車を10分に1本、通学急行を10分に1本 1時間あたり12本

9:00~18:00 各駅停車を20分に1本、急行を20分に1本、特急を20分に1本 1時間あたり9本

18:00~20:00 各駅停車を10分に1本、急行を10分に1本 1時間あたり12本

20:00~22:00 各駅停車を20分に1本 急行を20分に1本 1時間あたり6本

22:00~24:00 各駅停車のみ20分に1本 1時間あたり3本

 

こんな感じかなあくらいで各時間の本数と種別を決めます。朝夕は利用客も多いので、本数を多めにしましょう。逆に早朝、深夜は本数を減らします。まあそれはそうですよね。なぜ早朝深夜は各駅停車だけなのか?という問いに関しては、もし1時間に3本という縛りの中で急行を入れた場合、各駅停車しか停まらない駅は1時間に2本しか来なくなってしまい不便になるからです。かといって1時間に3本で賄えるところを1時間に4本にしたらただの無駄です。鉄道会社もボランティアではありません。意味のない電車は走らせません。

 

ここで先ほどの想像をもとに高田馬場ロータリー前駅の時刻表を作ってみると…

f:id:sufurin:20170318004907p:plain

(00 各駅停車 00 急行 00 通学急行  00 特急)

 

 なんか見たことあるような時刻表ができましたね。

 この時刻表を理想として、これにできるだけ近づけるようにダイヤグラムを作っていきましょう。

 これから先はダイヤグラム描画ソフトの力を借りていきます。今回はCocoDiaというソフトを使用します。ただ個人的にはOudiaが良いです。

とりあえず55号館へ向かう線(下り線としましょう)の時刻を打ち込んでいきます。とりあえず7:18まで…

f:id:sufurin:20170315180608p:plain

 とまあ路線時刻表はこんな感じです。これをダイヤグラムとして描画するとこうなります。

f:id:sufurin:20170315180613p:plain

勘のいい方は気付いたと思うのですが、このダイヤグラムには問題があります。

はい、通学急行(緑)が各駅停車(黒)を抜かしているのです。

これはあってはなりません。抜かせるのは退避可能駅のみです。つまり、理工キャンパス西駅までは各駅停車が先行しなければなりません。それを考慮してダイヤグラムを組み直すと…

f:id:sufurin:20170315182132p:plain

こんな感じになります。何をしたかというと、通学急行をわざと2分遅らせました。それによって無事抜かされることはなくなりました。

ただ、2分遅らせたということはそれだけノロノロ運転になるということです。朝夕など本数が多い時間帯はこのような理由でノロノロ運転になりがちです。仕方ないですね。え?許せないって??それなら複々線にすればその問題は解消されますね。今小田急複々線工事やってますね。2018年春完成予定ですね。複々線化が完了すると町田新宿間は10分も短縮されるそうですね。すごいですね。

 

で、なんですけど、理工キャンパス西駅から55号館入口駅の間って各駅停車いります?この間は通学急行も各駅に止まります。なので通学急行が各駅停車の代わりをしてくれます。なのでたった2分後にくる各駅停車の必要性があまりないのです。て、ことでばっさり切ります。7時以降に発車する(朝ラッシュ)各駅停車は理工キャンパス西駅止まり。

f:id:sufurin:20170315183513p:plain

f:id:sufurin:20170315185135p:plain

さて、朝ラッシュ時間帯の基本パターンは完成しました。こんな感じで朝ラッシュのダイヤグラムを完成させましょう。理工線はパターンダイヤ(10分や20分おきに同じ種別の電車が来るようにしたダイヤ)を採用しているのであとは10分ずつずらしてコピぺするだけです。そして、難関の"朝ラッシュパターンから日中パターンの移り変わり"に入っていきます。

 

次回につづく…

第2羽「小田急を愛した少女と小田急に愛されない少女」

新百合ヶ丘駅 9:00〜

 

ココア「今日はチノちゃんと箱根に日帰り旅行に行くよ!!」

 

チノ「父の知り合いのお店に行ってコーヒー豆を譲ってもらうだけですからね。」

 

ココア「せっかくだし温泉入ろうよ〜」

 

チノ「は、入らないです!」

 

ココア「そんなあ…」

 

チノ「……早く特急券を買いますよ。」

 

ココア「とっきゅうけん?チノちゃん、わたし風牌をポンしただけで上がるのは嫌いだよ。」

 

チノ「何言ってるんですか?……さすがに通勤列車で箱根まで行くのは時間がかかるので、今日はロマンスカーを使います。」

 

ココア「そういうことか〜。やったあ!わたしロマンスカーはじめてだよ!」

 

チノ「ココアさんは初めてですよね。私が特急券の買い方を教えるのでその通りにやってください。」

 

ココア「おっけー!わかったよ!」

 

-10分後-

 

チノ「な、なんとか買えましたね….…」

 

ココア「どうして私が使ってた券売機壊れちゃったんだろ……」

 

チノ「ココアさんのPASMOってICカードステッカー貼ってますよね…」

 

ココア「うん!チノちゃんのICカードステッカー貼ってるよ!!」

 

チノ「わたしですか……じゃなくて!!基本的にPASMOICカードステッカーを貼ったまま券売機でチャージするのは禁止されています。……それとわたしのステッカーとか恥ずかしいので今すぐ捨ててください。」

 

ココア「貼ったままはダメなの?なんで??」

 

チノ「券売機が詰まるからです!」

 

ココア「え?あ、ああ確かにそうかも…」

 

チノ「貼ったまま券売機に入れちゃダメってICカードステッカーの注意書きに書いてなかったですか?」

 

ココア「読んでないよぉ…」

 

チノ「そんな気がしました。まあ今回は大目に見てくれてよかったですね。直らなかったら本当に弁償ですよ。」

 

ココア「券売機っていくらするんだろ…」

 

チノ「そういう問題じゃないです!とにかく気をつけてください。」

 

ココア「はーい…」

 

チノ「……次はしないでくださいね。じゃあホームに行きますよ。」

 

ココア「えーとロマンスカーは……ん?」

 

チノ「どうしました?」

 

ココア「9:21発のロマンスカーだよね?」

 

チノ「はい。」

 

ココア「たしか箱根湯本行きだよね?」

 

チノ「はい。」

 

ココア「片瀬江ノ島行きになってるよ!!」

 

チノ「そんなことないです。確かに箱根湯本行きのはずです。」

 

ココア「だってほら…特急えのしま9号って…」

 

チノ「私たちが乗るのは特急はこね9号ですよ?」

 

ココア「どーなってるの??」

 

チノ「たぶん…多層建て列車なのでしょう。」

 

ココア「多層建て?2階建てってこと??」

 

チノ「いえココアさん、全然違います。えーと……わかりやすい例は東北新幹線のE5系とE6系ですかね。」

 

ココア「わかりやすい…?え?全然わからないよ!」

 

チノ「つまり、前から何両目かは箱根湯本行き、後ろから何両目かは片瀬江ノ島行きといった具合です。」

 

ココア「電車が分裂するの!?」

 

チノ「分裂というか分割ですね。まあ分裂でも間違ってるわけではないと思いますけど……」

 

ココア「なるほど…。てことはやっぱり次の電車でいいんだね!」

 

チノ「そうですね。でも?………あ、やっぱり…。よく見れば特急はこね9号もちゃんと書いてあるじゃないですか。ココアさんもっとよく見てください。」

 

ココア「あ、ほんとだ!なんで気がつかなかったんだろ!」

 

チノ「てことで早く乗車位置に行きましょう。」

 

ココア「うん!3両目だよね!えーと3両目、3両目と…あった!ここだよ!!」

 

チノ「あーココアさんそれはVSEの乗車位置です。乗るロマンスカーはEXEなのでそこじゃないですね。」

 

ココア「VSEとかEXEとかなんなのそれ?」

 

チノ「ロマンスカーの種類です。2017年現在は古い順にLSE、EXE、VSE、MSE、EXEαの5種類があります。種類によって車両の長さが違うので乗車位置も変わってくるんですよ。」

 

ココア「なんでバラバラにしたの!?車両の長さが違うならホームドアつけられないじゃん!」

 

チノ「ココアさん珍しい…鋭い質問ですね。 確かにロマンスカーは同じ10両編成でも種類によって全長が違い、ドア位置もバラバラなので、一部の駅はホームドアをつけることができません。あと、さっきのココアさんみたいに、種類によって乗車位置が違うということで、乗客に分かりづらいという懸念もあります。」

 

ココア「同じ10両編成でも全長が違うなんて驚きだよ…」

 

チノ「全ての原因は箱根湯本駅のホームかもしれません。箱根湯本駅のホームは通常よりもかなり短くて、通勤列車の長さで10両編成を入れると3両分くらいホームからはみ出てしまうんです。だからVSEはあえて1両の長さを短くすることで10両分を箱根湯本駅のホームに入れるようにしました。LSEもまあほぼ同様です。」

 

ココア「は、はみ出るなんて……で、残りのEXEとMSEとEXEαは?」

 

チノ「この3種類は通勤列車と同じ車両の長さです。つまり箱根湯本駅に10両分を入れることはできません。」

 

ココア「じゃあどうするの?」

 

チノ「はい、10両分は入らないので、6両だけを箱根湯本駅のホームに入れます。それで、残りの4両は途中の小田原駅止まりにするか、特急えのしま号として片瀬江ノ島行きにしたりします。稀に10両編成を諦めて6両編成のみで運転することもありますね。」

 

ココア「てことは……あっ!次の電車はEXEで、10両分が箱根湯本駅に入らないから、箱根湯本行きと片瀬江ノ島行きがあるってことだね!」

 

チノ「はい、その通りです。あ、来ましたよロマンスカー!」

 

ココア「ほんとだ!乗るよチノちゃん!いざ箱根へ!!」

 

チノ「あー、待ってください!走ったら危ないですよ!ココアさーん!」

 

 

 

新宿駅 20分前〜

 

???「今日はお母さんに黙って来ちゃった!」

 

???「いいのか?連絡くらいした方が……?」

 

???「ううん、いいの!せっかくの???くんとの新婚旅行だもん!もし引き止められでもしたら面倒だし!」

 

???「もう…???はしょうがないな〜帰ったらちゃんと謝るんだぞ。」

 

???「わかってるって!…それより、???くん!箱根、楽しみだね!!」

 

 

 

第3羽につづく

 

第1羽 「ひと目で、尋常でないダイヤだと見抜いたよ」

以前執筆した"ごちうさ×小田急SS"を掲載します。ほとんど加筆修正はありません。

最後に次回予告します♪

 

〜神奈川県川崎市

 

ココア「きれ〜い♪かわいい街♪ここなら楽しく暮らせそう♪」


走る少年「HAHAHA、お〜い!」


ココア「う〜ん、ここがこうであっちがそっちで、う〜ん、まあいっか!!」

 

-5分後-

 

ココア「喫茶店…らびっとはうす…らびっと…!入ってみようっと!!」


チノ「……いらっしゃいませ」


ココア「うっさぎ!うっさぎ!!ん?うさぎがいない…うさぎがいない!!うさぎがいない!!!」


チノ「なんだこの客……」

 

OP

こころぴょんぴょん待ち、考えるふりしてもうちょっと近づいちゃえ♪

 

-1か月後-

 

〜新百合ケ丘駅 9:30〜

 

ココア「今日は学校休みだし、チノちゃんとお出かけだよ!」


チノ「(ココアさんが割った)コーヒーカップ買いに行くだけじゃないですか。ココアさんついてこなくても、わたし1人だけで行けます。」


ココア「そんな!チノちゃん心配だよ!新宿は危ないところなんだよ!今日はおねえちゃんにまかせなさーい!!」


チノ「……あ、あのココアさん、そっちは下りホームに行く階段です。上りはこっちです。」


ココア「え?あーそうだったよね!こ、こっちだよね!!」


チノ「……ココアさんそっちはトイレです。そんなことしてないで早く行きますよ。」


ココア「え??あ、そ、そうだよね!こっちに行けば電車に乗れるんだよね!!」


チノ (ココアさんと行くと時間が倍かかりそう……)


ココア「チノちゃん?今なにか言った??」


チノ「い、いえ、何も言ってません。あ、電車きてるみたいですね。」


ココア「本当だ!じゃあ早速乗ろっか!!」


チノ「…あっ、ココアさん、待ってください。それは各駅停車です。時間がかかりすぎてしまいます。」


ココア「かくえきていしゃ??」


チノ「……全ての駅に停車するやつです。」


ココア「あ、それは時間かかるよね!だめだよね!!」


チノ「ほんとにわかってるんですか…?」


ココア「わ、わかってるって!ほら5分後の電車は特急って書いてあるよ!これに乗れば早く着きそうだよ!!」


チノ「ココアさん、それは特急ロマンスカーです。特急料金がかかってしまいます。私たちはそんなにお金持ってないので、特急には乗りません。」


ココア「そ、そっか…乗るのにお金かかっちゃうんだ……あ、ほら次の電車は急行って書いてあるよ!これに乗ればいいんだよ!!」


チノ「ココアさん待ってください。それは多摩急行です。新宿に行きません。それも乗っちゃだめです。」


ココア「え…だめ…なの?」


チノ「多摩急行は途中の代々木上原駅から千代田線に直通するんです。私たちは新宿に行きたいので多摩急行は使えないんです。」


ココア「……ま、まあよくわからないけど、チノちゃんについていけば大丈夫だよね!」


チノ (さっきまかせなさーいって言ったのはココアさんじゃないですか……)


ココア「あ、また電車きたよ!えーと、これは……きゅうこう、しんじゅく行き…うーん…??これは違うかな!」


チノ「なにつっ立ってるんですか!これに乗るんです!早くしないとドア閉まりますよ!」


ココア「えっ、あっ、ごめんチノちゃん!待って!おいていかないで!!!」


駅員「お客様、駆け込み乗車は大変危険です!おやめ下さい!」


チノ「あの…ココアさん、駆け込み乗車は迷惑です。今怒られてましたよ…」


ココア「わ、わかりづらいダイヤが行けないんだよ!もっとわかりやすくしてほしいよね!!」


チノ「ココアさん、小田急のせいにしないでください。」

 

新宿駅 14:15〜

 

ココア「いやー、チノちゃんいっぱい買っちゃったね〜!」


チノ「コ、コーヒーカップには目が無くて……そ、それと父のコーヒーカップも買っておこうかな…と……、もう汚いですし……」


ココア「チノちゃん優しいんだね!うん、わたしにも、も〜っと優しくしていいよ!!だからおねえちゃんって呼んで!!」


チノ「ココアさん…なにいってるんですか…?」


ココア「おねえちゃん!」


チノ「ココアさん…(あたまおかしいのかな……)そんなことより、帰りはココアさんが行きたいって言ってた和菓子屋さんに行くんじゃないんですか?」


ココア「あっ!そうだった!!そこね、わたしの友達が働いているの!!」


チノ「千夜さん、でしたっけ?」


ココア「そうそう!千夜ちゃん!」


チノ「えーと、あまうさあんって名前でしたよね?それなら私も知ってます。たしか私の祖父が……」


ココア「でも、あまうさあんがどこにあるかがわからないんだよね…」


チノ「えっ……調べてこなかったんですか…」


ココア「調べようとしたんだけど、よくわからなくて…まあ当日なんとかなるよね!って思って調べるのやめちゃった!!」


チノ「行く気あるんですか……わかりました、私が調べます。ちょっと待っててください。」


ココア「チ、チノちゃんすまーとふぉんつかえるの!?すごい!!」


チノ「はい、これが無いといろいろと不便でして。あっ、わかりましたよ、最寄り駅は経堂駅ってところらしいですね。


ココア「きょうどうえき?」


チノ「はい。経堂駅は急行が停まります。ちょうど5分後に発車しますし、これに乗って行きましょう。」


ココア「わかったよ!チノちゃん!!あ、でもちょっとトイレに行ってきていい?」


チノ「わかりました。じゃあここで待ってますね。」


ココア「いや、わたしは大丈夫だから、先に電車に乗ってて!」


チノ「そんなの心配です。」


ココア「わたしのことが心配なの!?」


チノ「心配です。」


ココア (チノちゃんに心配されちゃった…でもそんなんじゃおねえちゃん失格だ……ここはおねえちゃんとしてびしっとしなきゃね!)


ココア「ほんとに大丈夫!チノちゃんは電車に乗ってて!!すぐ行くから!!」


チノ「そ、そこまで言うのなら……まあ、新宿は始発なのでもう電車来てますし、じゃあわかりやすいように10両目の一番後ろのドアの前に立っていますね。」


ココア「おっけい!チノちゃん!!」

 

-3分後-

 

ココア「さて、チノちゃん待ってるし、早く電車に乗ろ〜っと!……えーと、急行って言ってたよね、うん、これかな!」


駅員「お待たせいたしました、5番ホームから快速急行、小田原行きが発車いたします。閉まるドアにご注意ください。」


ドア「ピンポンピンポンピンポンぷしゅー」

 

-1分後-

 

チノ「ココアさん、こない…まだトイレなのかな……この電車もう発車してしまいますよ……でもまあ大丈夫って言ってたし、たぶん間違って9両目にでも乗ってるんですかね。経堂駅できっと合流できるでしょう。」


駅員「お待たせいたしました、4番ホームから急行、新松田行きが発車いたします。閉まるドアにご注意ください。」


ドア「ピンポンピンポンピンポンぷしゅー」

 

-12分後-

 

チノ「経堂駅につきました。さて、ココアさん探しますか。……………いない、ココアさんがいない。ココアさーん!ココアさーん!……はっ、まさかココアさん経堂駅を通過する快速急行に乗ったんじゃ……」

 

-10分後-

 

ココア「あれ??ここは……新百合ケ丘駅!?らびっとはうすの最寄り駅に着いちゃった!!きょうどうえきは?きょうどうえきは!?きょうどうえきはどこなの〜!」

 


-10日後-

 

〜新百合ケ丘駅 (9:00)〜

 

ココア「冬休み始まったね!!今日は気を取り直して、もう1回千夜ちゃんのお店に行ってみよ〜う!!」


チノ「まったく、あの時は大変だったんですよ!ココアさん電話にも出ないし……今日こそはちゃんと行きますよ。」


ココア「あのときはほんとにごめんねチノちゃん…けーたいの電源切れちゃってて……でももうわたしわかったんだよ!きょうどうえきに行くにはただの急行に乗ればいいんだよね!!きゅうこうだよね!!」


チノ「まあ、基本的にはそうですね。ただ……」


ココア「あっ!!電車来てるよ!!……おっと、これは快速急行だ!乗っちゃダメだよチノちゃん!!(どやあ)」


チノ「ココアさんに言われなくてもわかってます。」


ココア「快速急行はきょうどうえきにとまらないからね!!(どやあ)」


チノ「知ってます。」


ココア「あっ、ほら、次の電車が来たよ!!えーとこれは……きゅうこうしんじゅく行き……これだ!!乗るよチノちゃん!はやくはやく!!」


チノ「ココアさん待ってください。」


ココア「え?」


チノ「その電車は経堂駅を通過してしまいます。」


ココア「え、ええ!?だって急行だよ!?」


チノ「たしかにそうなんですが、今日は平日です。」


ココア「へ?へいじつ…?」


チノ「はい、平日の場合、10時より前に経堂駅を通る急行は全て通過してしまうんです。まだ9時なのでこの電車は経堂駅を通過してしまいます。」


ココア「同じきゅうこう…なのに……?」


チノ「はい。それと、平日の朝は上りの準急も経堂駅を通過してしまいます。」


ココア「そ、そうなんだ……じゃあ次に来る多摩急行ってのもきょうどうえき通過するの…?」


チノ「いえココアさん、次に来る多摩急行は経堂駅に停車します。なので、次の多摩急行に乗って行きましょう。」


ココア「え、準急が通過するのに多摩急行はとまる……の?」


チノ「簡単に言うとそういうことになりますが、なにか?」


ココア「え、だって準急より急行のほうが停まる駅が少ないんじゃないの…?」


チノ「基本的にはその通りです。ただまあ例外もありますし……というより多摩急行が運行される時間帯は準急が運行される時間帯より後なので、まあそれほど問題が起こるわけでもないというか……」


ココア「そ、そんなのわからないよ!!」


チノ「路線図に書いてあります。見てください。あ、ちなみに平日の夕方以降の急行も経堂駅を通過してしまいます。」


ココア「うぅ…お、小田急むずかしいよ…」


チノ「確かに小田急は難しいです。でも乗り慣れるといろいろな小田急の策略がわかったりしておもしろいですよ。」


ココア (どこがおもしろいのかなぁ……でもわたしはチノちゃんのおねえちゃんだし…)


ココア「うん、おもしろそうだね!わたし、もっと小田急のダイヤについて勉強したいな!」


チノ「ココアさん、小田急のダイヤに興味を持っていただけたんですか!(目キラキラ)」


ココア「うー…、う、うん!」


チノ「それじゃあこれあげます。使ってみてください。」


ココア「なんか斜めに線がいっぱい書いてあるけど……これなに?」


チノ「これはダイヤグラムです。公表されている時刻表をもとにわたしが作成したものです。」


ココア「ダイヤグラム…?なにそれ??」


チノ「まあ簡単に言うと、1日の小田急線全列車の時刻表をまとめたもの…みたいな感じですかね。」


ココア「チノちゃんがこれ作ったの!?わたしにはなにがなんだかさっぱりわからないよ!」


チノ「あ、そんなこと話してる間に多摩急行来ましたよ。ココアさん、ダイヤグラムを見てください。新百合ケ丘駅を9時08分に発車する多摩急行は…え〜と、これですね。これに乗って行きます。ん?ココアさん??ココアさん!?」


ココア「なんかこの線見てたら気持ち悪くなってきちゃったみたい……」


チノ「ダイヤグラム酔いですか!?そんなの初めて聞きました……」


ココア「うっ、ゔ……ゔぇ…」


チノ「コ、ココアさん!?どうしたんですか!?」


ココア「ゔぇ…ゔぇ、ヴェアアアアアア!!」


(ばああああああああん)


チノ「えええ!???ココアさーん!!!」


周りの客「ざわざわ」


駅員「き、救急車お願いします、早く!!」


チノ「ココアさんが、ココアさんが……ココアさんがー!!」

 

ED
せーんろへぽっぴんジャンプ♪いっしょなら〜なんだってたーのしいって♪

 

 

 

【次回予告】

第2羽はココアとチノが箱根へ温泉旅行に行きます。果たして彼女らは箱根にたどり着けるのか?入浴時に不自然な光は現れるのか!?

初投稿

こんにちは。こんにちは。。 

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