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創作(デジタル)サークルだし架空の鉄道をつくってみる(1)

51代えすふりです。本日は少し趣向を変えて、実際にはない架空の鉄道を机上で作りたいと思います。このサークルの活動とはほとんど関係ありませんが(ほとんどというか全く関係ない)、中にはこういうことをしている変な人もいる程度で読んでいただけると嬉しいです。たとえ語句の使い方が間違っているところがあっても全力でスルーしてください。これを通して鉄道ダイヤの組み方を少しでも知ってもらえたらと思います。新歓アドカレっぽくなってますが、まあ気にしないでください。

 

1、架空鉄道に必要なもの

線路

 まあそうですよね。これないと車両走れないですもんね。というわけで今回は高田馬場駅から早稲田大学55号館までを「理工線」と名付け、設置したいと思います。

 え?距離が短くないかって?そうですね。かなり短いですね。なので線路の大きさは実際の10分の1程度にしときましょう。架空なので…

 で、まあそれなりに本数を確保したいので上り下りがそれぞれ線路を持つ“複線”とします。(もしもっと本数を確保したければ上り下り2本ずつの複々線にする手もあります。逆にあまり本数がいらない路線なら線路が1本だけの単線にします。ただ単線だと普通に走らせると正面衝突してしまいます。なので、うまいことやる必要があるのですが。)

車両

 はい。まあそうですね。ないと困りますね。これも10分の1程度のスケールで。スケール違ったら線路走らせられないですからね。

 これもないと困りますね。駅作りましょう。線路の大きさを10分の1程度としたので、現実の1kmは100mに相当します。つまり100mおきに駅を設置すれば、実際の縮尺では1kmおきに駅が設置されてることになるはずです。

と、いうことで独断と偏見で駅を設置してみました。距離はGoogle Mapを参考に。

地図内○があるところに駅を設置します。

f:id:sufurin:20170315180626p:plain

f:id:sufurin:20170315180611p:plain

 

駅名

駅間距離

起点から

実際の縮尺

実際の縮尺

高田馬場ロータリー前

0m

0m

0km

0km

BIGBOX前

120m

120m

1.2km

1.2km

戸山口改札前

120m

240m

1.2km

2.4km

志賀直哉旧宅跡前

180m

420m

1.8km

4.2km

高田馬場センタービル前

160m

580m

1.6km

5.8km

大久保三角公園

120m

700m

1.2km

7.0km

ガーデンタワー前

140m

840m

1.4km

8.4km

スポーツセンター前

120m

960m

1.2km

9.6km

理工キャンパス西

100m

1060m

1.0km

10.6km

10

63号館入口

100m

1160m

1.0km

11.6km

11

理工キャンパス正門

140m

1300m

1.4km

13.0km

12

55号館入口

160m

1460m

1.6km

14.6km

種別

 種別というのはいわゆる「各駅停車」、「快速」、「急行」、「特急」とかいうやつです。快速と急行はどっちが速いんだとかいう質問がよくありますが、鉄道各社次第で厳密には決まっていません。

 まあ今回はとりあえず4つの種別をつくりましょう。

 ・各駅停車…すべての駅に止まります。

 ・急行…朝は走りません。このサークルの人たちがよく使う駅だけ止まります。

 ・通学急行…朝に走ります。完全に理工キャン民のための種別です(BB通過します)。

 ・特急…朝夕以外に走ります。ほとんどの駅を通過します。(BB通過します)。

 

 まとめるとこんな感じ ●は停車、|は通過とします。

 

 

各駅停車

急行

通学急行

特急

高田馬場ロータリー前

BIGBOX前

戸山口改札前

志賀直哉旧宅跡前

高田馬場センタービル前

大久保三角公園

ガーデンタワー前

スポーツセンター前

理工キャンパス西

10

63号館入口

11

理工キャンパス正門

12

55号館入口

 

2、ダイヤグラムを作る前に

各駅の情報を追加しておきましょう。追加する内容は“何面何線”かということです。

“面”はホームの数、“線”は線路の数を表します。例えば、西早稲田駅は1面2線、早稲田駅は2面2線です。

なぜこの情報を追加する必要があるのか。それは、その駅で退避が可能かどうかを知る必要があるからです。退避とはより速達の種別に線路をゆずることです。退避しないと、いつまでも前の遅い種別を追い抜くことができず、速い種別は全く速くなくなってしまいます。

理工線は複線なので、基本的には駅に2線あればよいことになります。ホームの数は1つか2つあれば十分です。ここではわかりやすいように全駅のホーム数は1つにしておきましょう。

 

次が重要です。退避可能駅を決めます。まあつまり追い越しできる駅ですね。ここから先は利用客の目線で考えなければなりません。自由に決められる架空鉄道だからこそ、これが難しいのです。もちろん全駅を退避可能駅にするという手もあります。しかしどうでしょう。そんな路線、現実にはありません(ダイヤを過密にするためにそういう手を取る“例外”もあったりなかったり…まあここではないことにしましょう)。

で、利用客の目線で考えると…

ケース1:高田馬場ロータリー前駅から理工キャンパス正門に行きたい場合

急行に乗るか、特急で理工キャンパス西駅まで行き、そこで(通学)急行or各駅停車に乗り換えるのが最善でしょう。

ケース2:高田馬場ロータリー前駅からスポーツセンター前駅に行きたい場合

各駅停車を使うしかないので、できるだけ早く着いてほしいですね。(先の駅まで行って戻ってくるのはダメなものとします。)

もちろん退避するということは停車時間が増えてしまいます。なので、退避可能駅は理工キャンパス西駅としましょう。で、理工キャンパス西駅で接続(緩急それぞれの種別に相互に乗り換えられること)を行いたいと思います。なので、ホームは上り下り1つずつ、線路は4本の2面4線を採用します。

まとめると…

 

 

 何面何線?

 備考

高田馬場ロータリー前

1面2線

 

BIGBOX前

1面2線

 

戸山口改札前

1面2線

 

志賀直哉旧宅跡前

1面2線

 

高田馬場センタービル前

1面2線

 

大久保三角公園

1面2線

 

ガーデンタワー前

1面2線

 

スポーツセンター前

1面2線

 

理工キャンパス西

2面4線

退避(接続可能)駅

10

63号館入口

1面2線

 

11

理工キャンパス正門

1面2線

 

12

55号館入口

1面2線

 

 

3、ダイヤグラムの作成

さて、本題です。ダイヤグラム(1日全ての全駅時刻表みたいなもの)を作っていきます。

まず、駅間所要時間を決めましょう。わかりやすいように各駅停車の駅間所要時間は全駅3分とします。本来は停車時間も考慮しますが、今回は簡略化するため停車時間は考慮しません。

 

 

各駅停車

急行

通学急行

特急

高田馬場ロータリー前

● 

BIGBOX前

● 

 

 

15分

 

 

 

 

15分

 

戸山口改札前

● 

 

所要時間

12分

 

志賀直哉旧宅跡前

●     

高田馬場センタービル前

大久保三角公園

ガーデンタワー前

スポーツセンター前

理工キャンパス西

10

63号館入口

↑ 所要時間

↓ 5分

11

理工キャンパス正門

12

55号館入口

 とまあこんな感じで。

 

 次に営業時間を決めましょう。まあ朝早くから理工キャンパスに行く人はいないでしょう。初電(始発)は6時。夜は…あんまり遅くまで営業してると終電を理由に帰れなくなってしまうので、終電は24時。

 

 じゃあやっとですが、

6:00~7:00 各駅停車のみ20分に1本 1時間あたり3本

7:00~9:00 各駅停車を10分に1本、通学急行を10分に1本 1時間あたり12本

9:00~18:00 各駅停車を20分に1本、急行を20分に1本、特急を20分に1本 1時間あたり9本

18:00~20:00 各駅停車を10分に1本、急行を10分に1本 1時間あたり12本

20:00~22:00 各駅停車を20分に1本 急行を20分に1本 1時間あたり6本

22:00~24:00 各駅停車のみ20分に1本 1時間あたり3本

 

こんな感じかなあくらいで各時間の本数と種別を決めます。朝夕は利用客も多いので、本数を多めにしましょう。逆に早朝、深夜は本数を減らします。まあそれはそうですよね。なぜ早朝深夜は各駅停車だけなのか?という問いに関しては、もし1時間に3本という縛りの中で急行を入れた場合、各駅停車しか停まらない駅は1時間に2本しか来なくなってしまい不便になるからです。かといって1時間に3本で賄えるところを1時間に4本にしたらただの無駄です。鉄道会社もボランティアではありません。意味のない電車は走らせません。

 

ここで先ほどの想像をもとに高田馬場ロータリー前駅の時刻表を作ってみると…

f:id:sufurin:20170318004907p:plain

(00 各駅停車 00 急行 00 通学急行  00 特急)

 

 なんか見たことあるような時刻表ができましたね。

 この時刻表を理想として、これにできるだけ近づけるようにダイヤグラムを作っていきましょう。

 これから先はダイヤグラム描画ソフトの力を借りていきます。今回はCocoDiaというソフトを使用します。ただ個人的にはOudiaが良いです。

とりあえず55号館へ向かう線(下り線としましょう)の時刻を打ち込んでいきます。とりあえず7:18まで…

f:id:sufurin:20170315180608p:plain

 とまあ路線時刻表はこんな感じです。これをダイヤグラムとして描画するとこうなります。

f:id:sufurin:20170315180613p:plain

勘のいい方は気付いたと思うのですが、このダイヤグラムには問題があります。

はい、通学急行(緑)が各駅停車(黒)を抜かしているのです。

これはあってはなりません。抜かせるのは退避可能駅のみです。つまり、理工キャンパス西駅までは各駅停車が先行しなければなりません。それを考慮してダイヤグラムを組み直すと…

f:id:sufurin:20170315182132p:plain

こんな感じになります。何をしたかというと、通学急行をわざと2分遅らせました。それによって無事抜かされることはなくなりました。

ただ、2分遅らせたということはそれだけノロノロ運転になるということです。朝夕など本数が多い時間帯はこのような理由でノロノロ運転になりがちです。仕方ないですね。え?許せないって??それなら複々線にすればその問題は解消されますね。今小田急複々線工事やってますね。2018年春完成予定ですね。複々線化が完了すると町田新宿間は10分も短縮されるそうですね。すごいですね。

 

で、なんですけど、理工キャンパス西駅から55号館入口駅の間って各駅停車いります?この間は通学急行も各駅に止まります。なので通学急行が各駅停車の代わりをしてくれます。なのでたった2分後にくる各駅停車の必要性があまりないのです。て、ことでばっさり切ります。7時以降に発車する(朝ラッシュ)各駅停車は理工キャンパス西駅止まり。

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さて、朝ラッシュ時間帯の基本パターンは完成しました。こんな感じで朝ラッシュのダイヤグラムを完成させましょう。理工線はパターンダイヤ(10分や20分おきに同じ種別の電車が来るようにしたダイヤ)を採用しているのであとは10分ずつずらしてコピぺするだけです。そして、難関の"朝ラッシュパターンから日中パターンの移り変わり"に入っていきます。

 

次回につづく…