新宿~小田原60分は実現可能なのか(2)完結編

  みなさんこんにちは。新宿~小田原60分は実現可能なのか、その2です。今回は実際にダイヤグラムを用いて小田急のダイヤについて考察していきたいと思います。

(その1はこちら)

3. 結論

 これから長くなりそうなので、まず先に結論から・・・

 「新宿~小田原60分は、複々線を効率よく使えば不可能ではなさそう」

 とします。以下にその根拠等を書いていきますが、あくまでもダイヤの一例であり、参考程度に見ていただければと思います。

4. ダイヤ改正

 現行ダイヤと大きく異なる点としては、毎時00分、(10分)、20分、40分に特急を走らせるようにした点です。つまり現行と10分ずつすべてのダイヤがずれている感じですね。ほかは概ね現行に沿うように作成したつもりです。

・2018年度 新宿駅土休日ダイヤ改正案(9時~11時台)

(9時台・10時台共通)

00 特急スーパーはこね

(10時台のみメトロはこね

01 急行

03 各駅停車

10 特急さがみえのしまえのしま

11 急行

13 各駅停車

20 特急はこね

21 快速急行

(千代田線直通急行)

23 各駅停車

30 快速急行

31 急行

33 各駅停車

40 特急さがみ

41 快速急行

(千代田線直通急行)

43 各駅停車

50 快速急行

51 急行

53 各駅停車

 

 (11時台)

00 特急スーパはこね

(それ以降は日中ダイヤになります。)

 

これをわかりやすくまとめると、

00、10、20、40分 特急

21、30、41、50分 快速急行(01分のスジには急行、10分のスジには特急)

01、11、31、51分 急行(21、41分のスジには千代田線直通急行)

03、13、23、33、43、53分 各駅停車

です。

5. ダイヤ案の作成

 まずは作成したダイヤグラム掲示します。

(追記1)新宿1040発のさがみはこねになるかもしれません

(追記2)現行で新宿1050発のあさぎりは1110発にするつもりです

(追記3)新宿1010発のえのしまは分割せずに単独でいれました(さがみが入らなかったので…)

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 例えば、10時ちょうどに新宿を出たスーパーはこねは、途中であらゆる電車を追い越しながら11時ちょうどに小田原駅についています。つまり、このダイヤ通りなら新宿小田原60分運転は可能となります。

 

・60分運転を可能とする手段(一例…?)

 さて、このダイヤグラムをみると、代々木上原~経堂で快速急行と急行のスジがかなり接近している部分があるかと思います(9時半あたりとか)。複線ではこれは不可能なので、ここでは複々線を活用しています。詳しくは下の動画でご確認ください。

youtu.be

 

 急行が緩行線を経堂まで走行することにより、急行自身やそのあとの快速急行のスジが立ち、各停を早く新百合ヶ丘から出すことができます。結果、スーパーはこねは減速することなく町田まで行くことができます(机上では)。またこれにより、特急に限らず全列車が新宿〜新百合ヶ丘において2分ほど短縮されています。

 

・問題点…?

 問題が起こりそうな点としては、全体的に駅停車時間が短いので(安全確認が厳しい小田急では下北沢30秒停車は実質不可能)遅れが広がるかなあ…?ってところですね。

 それと、下北沢発の急行が複数ホーム(しかも階が違う)から発車することによる混乱も予想されます。(アッー!

 

・さいごに

 というわけで、結論で述べたとおり複々線を効率よく使えば60分いけるかもしれないが、流石にやらない(できない)かなあということで今回は終わりにしたいと思います。

 ダイヤグラムの確認はあまりしてないので何かおかしい点があったりするかもしれません。何かありましたらコメント等よろしくお願いします。

 

 今後発表されるであろうプレスリリースを参考に後日修正版を載っけたいと思います。